小中一貫教育の取組   
【小中一貫教育を推進する上でのコンセプト】


福栄の強みを生かして、一人ひとりの子どもを伸ばす


 県下初の小中一貫校であること。自然豊かな福栄の地に学校があること。児童生徒数が70名程度の小規模校であること。校舎一体型の小中一貫教育校であること。・・・。これらの諸条件を最大限に生かして、小中一貫教育を推進していきます。ただし、小中一貫教育そのものが目的ではありません。めざすのは、本校の置かれた諸条件を最大限に生かした本校ならではの小中一貫教育を推進することをとおして、本校に在籍する一人ひとりの児童生徒の力をしっかりと伸ばしていくことです。




【小中一貫教育で大切にしたい3つのこと】


連続性・系統性・一貫性


 小中一貫教育を進めていく上で、大切にしたいことが3つあります。

 1つ目は、「連続性」です。義務教育の9年間を通して、その取組が途切れないことを意味します。途切れないからこそ、児童生徒に身に付くものがたくさんあります。

 2つ目は、「系統性」です。これは9年間を通してのつながりや道筋が明確になっているかということです。ストーリーがしっかりした一貫教育を進めていきたいと考えています。

 3つ目は、「一貫性」です。これは一貫教育の中で最も大切にすべきことだととらえています。9年間を通して、指導の軸がぶれないことが重要です。




【小中一貫カリキュラムの3つの柱】

ふくえ学習

武道に学ぶ

外国語活動・英語教育


 本校では、小中一貫カリキュラムの3つの柱として「ふくえ学習」「武道に学ぶ」「外国語教育・英語教育」を掲げています。

「ふくえ学習」は、福栄地域のひと・こと・ものに学び、福栄地域の強みを生かして地域の活性化を考える学習です。

「武道に学ぶ」は、武道が盛んな福栄地域の伝統を生かして、剣道・柔道・弓道・相撲などの武道を小中一貫教育の中に位置づけ、心身を鍛練すると共に、礼節を重んじ、他者を思いやる心を育てる学習です。

「外国語活動・英語教育」は、中学部の教員が日常的に小学部の指導にあたることができる小中一貫教育校の強みを生かして、外国語活動や英語教育の質的充実と量的充実をめざすものです。




【小中教育一貫校の強みを生かした取組】

個人カルテの作成

本校のような小規模校の強みは、一人一人の児童生徒の状況をしっかりと把握し、その子に応じた指導を実施できる点にあると思います。本校では9年間を通して個に応じた指導を行うために「個人カルテ」を作成しています。


小学部への中学部教員による乗り入れ授業

本校では、施設一体型の小中一貫教育校の強みを生かして、中学部教員による小学部高学年への乗り入れ授業を実施し、可能な限り小学部の複式解消に努めています。


















*3・4年の体育も中学部教員が担当

●…小学部教員 ◇…中学部教員


小学部5・6年生の50分授業

 小中一貫教育校である強みを生かして、個に応じた指導の充実や対話的で深い学びの充実を図るために、小学部5・6年で50分授業を実施します。



小中学生がいっしょに日々の活動や

行事に取り組んでいます

●縦割り班での清掃活動

 小学部1年生から中学部3年生までの児童生徒が異学年による縦割り班をつくって、毎日の掃除に取り組んでいます。中学生や小学部高学年児童が、低学年児童に掃除道具の使い方や掃除のやり方を教えています。

●小学部高学年の部活動参加

 週1回、毎週火曜日に小学部高学年の児童が部活動に参加し、中学部生徒と共に活動しています。部活動は、陸上競技部と剣道部の2つしかありませんが、中学部の部活につながるよい体験になっています。

●小中合同入学式

 福栄小中学校という1つの学校として、小学部1年生と中学部1年生の入学式を合同で開催しています。

●月頭集会

月初めの朝に、全校の児童生徒が中学校棟のホールで集会を開いています。内容は、校長の話、表彰状の伝達、校歌斉唱等です。校長の話をとおして、9年間を見通しためざす学校像やめざす児童生徒像、学校のチャレンジ目標に対して共通理解をしていきます

●ふれあい作業

 全校児童生徒が、地域や保護者の方と一緒になって、花壇づくりや除草作業などの環境整備を行います。子どもたちは縦割り班で活動します。中学生が小学生にしっかりと目配りをしながら作業を進めていきます。

●立体花壇づくり

 小学部3年生から中学部3年生までが協力して、道の駅ハピネスふくえに縦3m横18mの立体花壇をつくります。今年は「未来輝く福の里」を約1500株のベゴニアでつくりました。

●わくわくサイエンス

 児童生徒に科学の楽しさ、おもしろさを実感してもらうために、中学部の理科教員が昼休みに様々な実験や物作りを行っています。ここでも中学生が小学生を手伝う姿が見られます。

●県体壮行式への小学部高学年の参加

 中学生の県大会の壮行式に小学部高学年も参加しています。同じ福栄小中学校に学ぶ者として、県大会に出場する中学生を応援することは、中学生への憧れの気持ちにもつながると思います

●小中大運動会

 小学部1年生から中学部3年生までが一緒になってつくりあげる運動会です。多くの小学生が中学生の応援の姿を見て憧れを抱きます。児童生徒が協力してゴールを目指す種目もあります。

●学校祭

 児童生徒の主体的な活動を通して、創造性・実行力・協調性を養います。モザイクアートなどの小中合同の取組と、総合的な学習の時間の発表や合唱など小中別の取組によって構成されています。

●小中一貫駅伝

 縦割り班対抗で小1から中3までがタスキをつないでいきます。徐々に長い距離を走るようなコース設定をしていますが、走順はそれぞれの班で話し合いをして決めます。