
萩市立佐々並小学校は、明治6年に創立され、100年以上の歴史をもつ伝統ある小学校です。
成川(なるかわ)、大下(おおじも)、黒ヶ谷(くろがだに)、日南瀬(ひなせ)にあった分校と合併し、昭和30年1月に旧住所に移転されました。さらに、昭和35年舞谷(まいだに)分校とも合併し、昭和38年には、長高(ながたか)小学校と統合を果たして、現在の佐々並小学校となりました。
その後、平成16年には、市町村合併に伴い、「旭村立佐々並小学校」から「萩市立佐々並小学校」へと変わりました。佐々並は山口県の中央部に位置し、学校のある付近は標高約220mの高さにあるため、冬季は萩市内よりも5度ぐらい気温が低く、積雪量も多い地域です。藩政時代には、萩往還の宿場町として栄え、賑わっていたそうです。今でも、藩政当時の町並みが残り、平成23年度佐々並市(いち)地区が、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されました。
令和2年度の全校児童数は16名で、一人ひとりが一生懸命に学習や行事に取り組んでいます。社会体育では、バドミントンが盛んで、様々な大会で好成績を挙げ、過去には、山口県選抜として全国大会に出場する児童もいました。 このような環境の中で、子どもたちは地域の人々と自然、そして伝統とともにすくすくと成長しています。